1か月無料オプションの罠

私は「消費生活アドバイザー」の資格も持っていますので、消費者問題についても投稿してゆきたいと思います。

携帯通信の契約には1か月間無料というオプションが多数あります。もちろん携帯だけではなくパソコンのソフトなどにもありますが、今回は携帯に特化したお話をしたいと思います。それは多くのご老人（だけではないですが）の財布から毎月数百円～2000円程度のお金を巻き上げる仕組みが決して公正と思えないからです。

先日ある携帯ショップに格安ブランドへの乗り換え手続きのために行ったのですが、約2時間も掛かった在店中に70代～80代と思しきご老人が数名来店しいわゆるガラケーからスマホへの切り替えをされていました。
私の用件が2時間も掛かった話はさておき、ご老人たちの新規契約では必ず1か月間無料のいくつかのオプションの説明がされているようでした。
1か月間無料でもキャンセルしない限り2か月目からは自動的に有料になり、気が付かずに放置していると月々数百円、いくつかのオプションを合わせると1000円から2000円もの金額が通話料やデータ通信の超過（いわゆるギガが足りなくなった時の追加料金）に加えて毎月毎月発生します。
このことを知っている人はもちろん必要ないオプションを1か月以内に解約するのですが、果たしてそういうことに詳しくないお客さんたちが皆さんちゃんと解約しているでしょうか？
恥ずかしながら私も息子の携帯電話契約で不必要なオプション料金を3年間も月々1600円ほど払っていたことを乗り換え手続きの時に初めて知り愕然としました。1600ｘ36で約6万円も無為に支払っていたのでした。

パソコンのセキュリティソフトでも年間契約が毎年自動更新というものが多く、パソコンを使わなくなった方であっても知らずに毎年ある時期に身に覚えのないクレジットカードの支払いがあるという人もいます。97歳になる私の母もそうでした。

こういった商売は詐欺にはならないのでしょうか？