「品質」とは?

7月に入りました。梅雨時で鬱陶しい日々を過ごさねばならず、憂鬱な方もおられることと思います。
こうした時期にも「品質」とは何か、良い「品質」とは何をどうすれば良いのかを考えるのが私のお仕事です。梅雨時を爽快に過ごすにはどうすれば良いか、いろいろとアイディアは浮かんできます。

まずは基本のところから、、、

品質とは何か?:
製造業の方は特に 品質と聞いて連想されるものは製品品質であり、製造品質や設計品質が頭に浮かぶのではないでしょうか。
サービス業の方でも品質と言えば接客や応対、お客様のご要望にいかにお応えできるかということだと理解されている方が多いのではないかと思います。

もちろんこれら全ても「品質」の大きな要素ではあります。しかしそれが全てではないのです。
品質は英語で言うとquality、ドイツ語ではQualität、フランス語でqualité、中国語で质量 お気づきのようにいずれも「(サービスを含む)品物」の概念は入っていないのです。
私は品質の「品」は「品格」の品であって「品物」の品ではないということを常日頃お伝えしてきていますが、QUALITYに対する訳語としての「品質」という漢字が日本人には大きな誤解を与えていると考えています。
例えば英語圏でQuality paper といえば格式の高い新聞を指し、決して新聞紙の物としての質が高いことを意味するわけではありません。ドイツ語圏でQualitätsweinといえば品格の高いワインであり、ワインの製品としての出来栄えが良いだけではありません。
私は日本における「品質」の概念を大きく変えて日本「品質」を世界に認めてもらえるよう皆様のお役に立ちたいと考えております。

品質経営とは:
品質経営、顧客価値経営、価値創造経営、お客様第一主義、品質第一、等々
いろいろと呼び名がありますが結局はお客様 すなわち商品やサービスの恩恵を享受する消費者がいかに満足するか を価値観とする経営思想であることに全く変わりはないものと考えています。
私どもが自由を謳歌している自由主義社会、豊富な消費財や多彩なサービスが受けられる資本主義市場経済では結論としてやはり「お客様第一の経営」が競争に勝ってゆく、新しい商品やサービスが次々と生まれ進化してゆく、そして消費者が喜びを増す、こうした好循環が生まれてゆく素晴らしい社会制度であると思っています。

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